最先端の受託検査が、イノベーションを加速させる|KILT

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事例

レンコンをCTスキャンしてみました!

レンコン - 食用に用いられるハスの地下茎。日本では断面の穴は「先を見通す」ことに通じて縁起が良いとされている。
Lotus root

レンコンをX線CT装置で丸ごとCTスキャンしてみました。
X線CT装置では、レンコンを切ったりせずに中身の状態を観察することができます。
レンコンを輪切りにすると見ることのできるおなじみの穴ですが、丸ごとCTスキャンをするとこんな感じで観察できます。
穴がレンコンの中のどこまで続いているのかがわかりますね。
その他、大きい穴の周辺にも大小さまざまな穴があることがわかります。
別の断面のCT画像では、横に走る筋状の模様も見られ、レンコン独特の食感の元となる繊維質がイメージできます。
レンコンのごく表層付近に明るい部分が見受けられますが、これは表面に付着している土です。
レンコン自体の密度よりも土の密度が大きいため、土の部分はCT画像上で明るく表現されています。
CTスキャンでは、断面の構造を観察するだけでなく、物体の密度の差が黒白の濃淡(コントラスト)で可視化することができます。




X線CT装置
 型式-FF85CT
 製造メーカー-YXLON

X線管-マイクロフォーカスX線管
 型式-Y.FXE 225.48
 製造メーカー-YXLON
 管電圧-100kV管電流-1000μA

センサー-フラットパネルディテクタ
 型式-4343HE
 製造メーカー-Varex Imaging
 センサー寸法-427mm×427mm
 ピクセルサイズ-139μm
 ビット深度-16bit(65536階調)

撮影条件
 拡大率-1.88倍
 センサー分解能-センサー分解能
 フレームレート-2.0Hz
 露出時間-露出時間
 プロジェクション数-2000
 拡大率-1.88倍
お問い合わせはこちら 076-214-4455