キャベツをCTスキャンしてみました！

2023.09.16

事例

キャベツ　-　アブラナ科アブラナ属の多年草。一般的な野菜として広く食されている。
cabbage

キャベツをX線CT装置で丸ごとCTスキャンしてみました。
X線CT装置では、キャベツを切ったりせずに中身の状態を観察することができます。
断面CT画像では、キャベツの結球している状態や、一枚一枚の葉の重なり具合の様子など詳細に観察することができます。
キャベツは根に近い方の茎と葉が生え、茎が成長とともに茎の頂点を包み込むような形で葉が成長していることがわかります。
スーパーでキャベツを買う前にCTスキャンができれば、より実の詰まったキャベツを選ぶことができるかもしれませんね。
茎の表層や内部ですが、実の詰まり具合や水分量の差で密度差があるため、微妙ではありますが、黒白の濃淡差が見られます。
CTスキャンでは、断面の構造を観察するだけでなく、物体の密度の差が黒白の濃淡（コントラスト）で可視化することができます。