2023.09.01
事例
キウイフルーツをCTスキャンしてみました!
キウイフルーツ - マタタビ科マタタビ属の落葉蔓性植物の果実。温帯の果樹で、秋に果実が実る。
Kiwifruit
キウイフルーツをX線CT装置で丸ごとCTスキャンしてみました。
X線CT装置では、キウイフルーツを切ったりせずに中身の状態を観察することができます。
キウイフルーツの実の中の筋状の繊維質や種子(白く映る小さい粒)が観察できました。
実の中央部(キウイの白いところ)はやや密度が小さいようで、黒く筋状に写っています。
実と種、表皮の密度差があまりないためか、思ったより中身の構造が見えにくい結果でした。
CTスキャンでは、断面の構造を観察するだけでなく、物体の密度の差が黒白の濃淡(コントラスト)で可視化することができます。
X線CT装置
型式-FF85CT
製造メーカー-YXLON
X線管-マイクロフォーカスX線管
型式-Y.FXE 225.48
製造メーカー-YXLON
管電圧-100kV管電流-1000μA
センサー-フラットパネルディテクタ
型式-4343HE
製造メーカー-Varex Imaging
センサー寸法-427mm×427mm
ピクセルサイズ-139μm
ビット深度-16bit(65536階調)
撮影条件
拡大率-1.88倍
センサー分解能-センサー分解能
フレームレート-2.0Hz
露出時間-露出時間
プロジェクション数-2000
拡大率-1.88倍