2023.09.01
事例
カップ麺をCTスキャンしてみました!
即席カップ麺 - 日本で初めて商品化された即席カップ麺。世界各地にも普及しており、多くの国で手軽でおいしい食事として親しまれまれています。
市販のカップ麺をX線CT装置で丸ごとCTスキャンしてみました。
X線CT装置では、カップ麺の容器を切ったりせずに中身の状態を観察することができます。
皆さんもよく食べるカップめんですが、CTスキャンをするとこんな感じで見ることができます!
カップ麺は、お湯を注いだ時に全体にお湯が回るように容器の中で少し浮いているということでしたが、
その様子を見ることができています。
麺は油で揚げているということなので、乾燥した状態では中に空洞が見られます。
ここにお湯を注ぐとあのカップ麺になるとは・・・
中身が見えるってことは面白いですね。
CTスキャンでは、断面の構造を観察するだけでなく、物体の密度の差が黒白の濃淡(コントラスト)で可視化することができます。
X線CT装置
型式-FF85CT
製造メーカー-YXLON
X線管-マイクロフォーカスX線管
型式-Y.FXE 225.48
製造メーカー-YXLON
管電圧-100kV管電流-1000μA
センサー-フラットパネルディテクタ
型式-4343HE
製造メーカー-Varex Imaging
センサー寸法-427mm×427mm
ピクセルサイズ-139μm
ビット深度-16bit(65536階調)
撮影条件
拡大率-1.88倍
センサー分解能-センサー分解能
フレームレート-2.0Hz
露出時間-露出時間
プロジェクション数-2000
拡大率-1.88倍